2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
2016年1月29日に、2015年度島村ゼミ卒業論文発表会・社会調査実習調査報告会を開催しました。島村ゼミには、4回生17名、3回生23名、新3回生16名が所属していますが、当日は、やむを得ない事情での欠席者4名を除く、56名が出席し、午前10時から午後5時まで…
社会学部 水河 美咲目次はじめに第一章 ツル茶ん第二章 富士男第一節 来歴第二節 富士男特有のルール1) 早朝に喫茶店へ行く文化2) ドレスコード3) 接客のルール4) 当時のアルバイトの電話のエピソード5) 冨士男専用の部屋6) 富士男のマッチ7) …
繊維のまちの生業史―岡山県児島における地場産業の変遷をめぐって― 吉川奈緒子【要旨】 本研究は、岡山県倉敷市児島をフィールドにしたものである。児島の地場産業である繊維業について実地調査を行うことで、繊維業を営む上でそれぞれの会社が行っている事…
藤村雄一郎 【要旨】 本研究は、愛知県一宮市にある真清田神社前繊維街をフィールドに実地調査を行い、その形成史及びヤミ市とのつながり、そこで生きた商人たちについて記述し、真清田神社境内に形成されたヤミ市系商店街の展開を明らかにしたものである。…
音を作る―尾張の木魚職人― 仲森裕樹【要旨】 本研究は愛知県の尾張の木魚職人について、愛西市と一宮市をフィールドにし実施調査を行うことで、木魚作りの方法とそして技術とその道具を紹介し現在木魚職人の世界がどのようなものになっているかを明らかにし…
手織りアートの創出―泉州で生まれた「さをり織り」の事例― 山田 早織【要旨】 本論文は大阪府和泉市において創出された新しい手織り「さをり織り」について、その創始者、城みさを氏が「さをり織り」を生み出した経緯と、それがその後どのように人々の間に広…
ヤブの民俗誌―広島県呉市における祭礼の先導者をめぐって― 小谷 悠【要旨】 本研究は、広島県呉市の「ヤブ」という鬼文化について、高尾神社、恵美須神社、平原神社、鯛之宮神社、貴船神社、吉浦八幡神社をフィールドに実地調査を行うことで、ヤブの多様性と由…
山代哲也 【要旨】本研究は、広島市の奉納神楽(安芸十二神祇)と奉納花火について、広島市安佐北区をフィールドに実地調査を行うことで、過去と現在の広島市の奉納神楽や奉納花火の在り方や神楽の舞方と花火師(火方)の神楽と花火に対する認識の在り方につ…
アイスクリーム行商の民俗誌ー長崎市の「ちりんちりんアイス」をめぐってー 大庭 明剛 【要旨】 本論文は、長崎市に根付く行商のひとつであるちりんちりんアイスについて、長崎県長崎市をフィールドに冷菓会社や売り子さんに実地調査を行うことで、創業から…
ストーリーテリングとネオ・フォークロア―市民民俗学の可能性― 安井 萌【要旨】 本研究は、尼崎のネオ・フォークロア運動、なにわ語り部の会を対象に実地調査を行うことで、国内における「ストーリーテリング=語り」の状況を明らかにし、「聞き」と「語り」…
Roadside Cross in Contemporary Memorial Culture (Holly Everett著。翻訳)増田智美【要旨】 本稿は、アメリカテキサス州オースティン地区にある沿道の十字架(ロードサイドクロス)を扱った、民俗学者で、カナダのMemorial University of Newfoundland民…
死霊と遺品 ―伊勢・志摩における新亡祭祀をめぐって ―児玉裕佳【要旨】 以上、本論文では、三重県の朝熊山・金剛證寺、松阪市・朝田寺、志摩地方をフィールドに、新亡祭祀で用いられている「遺品」に注目し、事例の採集、分析を行うことで、どのような遺品が…
「武雄古唐津」における伝統と創造―佐賀県武雄市の陶工たち―吉野 有紀【要旨】本研究は、武雄古唐津の陶工たちについて、佐賀県武雄市をフィールドに実地調査を行うことで、陶工たちが行う古唐津の伝統と創造を明らかにしたものである。本研究で明らかになっ…
貝ボタンと真珠核―貝殻をめぐる生業史― 伊藤 美尋【要旨】 本研究は貝殻によって作られる貝ボタンと真珠核について、奈良県川西町、大阪府松原市、兵庫県洲本市をフィールドに実地調査を行うことで、貝ボタンと真珠核の広がりと現在の状況を明らかにしたもの…
共同窯と個人窯―丹波焼の事例― 平山佳奈【要旨】 本研究は、やきものに用いられる共同窯と個人窯について、日本六古窯の一つである丹波焼を事例に複数の窯元や美術館等において実地調査を行うことで、過去と現在の窯の在り方について明らかにしたものである…
石油人生―五島福江島荒川港における油業販売者の生活史―伊原育美【要旨】 本論文は長崎県五島列島玉之浦町荒川地区をフィールドに実地調査を行うことで、伊原幾美氏が石油業に携わった50年間の人生を紐解き、そこから見た荒川港が殷賑を極めた時代について、…
「無形文化財」の創出と伝承―筑前博多独楽の事例から― 川合真由美【要旨】 本研究は、福岡市で河崎博行(初代筑紫珠楽)によって再興され、その後、3代に渡って伝承されている筑前博多独楽について、実地調査を行うことで、一度途絶えた芸能が「現在の古典…
和歌山の接待講―有田接待講と野上施待講― 藪 実咲【要旨】 本研究は、和歌山県にのみ存在する「接待講」について、有田市箕島にある天甫山大師堂、紀美野町下佐々にある下佐々大師寺をフィールドに、実地調査を行い、そこの世話人たちが創りあげてきた有田接…
ブルーグラスを生きる人々―神戸・宝塚をフィールドとして―水河 美咲【要旨】 本研究は、少数に支持されるブルーグラスミュージックが受け継がれる理由について、神戸・宝塚をフィールドに実地調査を行うことで、その理由を明らかにしたものである。本研究で…