関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室

関西学院大学大学院 現代民俗学 島村恭則研究室

島村恭則『民俗学を生きる:ヴァナキュラー研究への道』3月刊行。

島村恭則『民俗学を生きる:ヴァナキュラー研究への道』が、晃洋書房から3月に刊行されます。

世界民俗学研究会を開催しました。

第1回世界民俗学研究センター研究会を開催しました (2020年1月25日、 関西学院大学大阪梅田キャンパスにて) 。 テーマは「都市民俗学の新たな課題」で、講師は徐赣丽 華東師範大学教授(同民俗学研究所所長)、講演タイトルは「消費・中産 : 都市…

第1回世界民俗学研究会

第1回世界民俗学研究会を開催します。 日時:2020年1月25日(土) 14:00~18:00 場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス 10階1003教室 (大阪駅・大阪梅田駅徒歩10分、アプローズタワー) https://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access…

「TSF」の構造―ウェブ上の投稿小説における構造的共通性―

伊藤 環 【要旨】 本研究は、インターネット上に投稿された個人製作の「TSF」と呼ばれる男性から女性への変身などを題材とした小説について、インターネット上の個人サイトおよび投稿サイトをフィールドとして分析を行うことで、これらの小説に共通する構造…

白山修験と川上御前―越前市五箇における「神仏分離」と歴史の解釈―

山内鳳将 【要旨】 本研究は、大瀧神社・岡太神社における神仏分離後の信仰と神事について、越前市五箇地区をフィールドに実地調査を行うことで、現地におけるその歴史の解釈を明らかにしたものである。本論文で明らかになったのは以下の点である。 1. 明…

ユダヤ人を生きるーある神戸在住イスラエル人の生ー

大石桃子 【要旨】 本研究は、神戸在住イスラエル人であるモシャ・ジノ氏のライフヒストリーを通して、在日ユダヤ人の生の在り方について考察したものである。本研究で明らかになった点は、つぎのとおりである。 1. ユダヤ人にとって、家族のルーツは自己の…

講と人びと―加古川市八幡町宗佐の事例―

織田怜奈 【要旨】本研究は、現代における講について兵庫県加古川市八幡町宗佐をフィールドに実地調査を行なうことで、その実態を明らかにしたものである。本研究で明らかになった点は、次のとおりである。 1.宗佐において現在でも活動している講は、稲荷…

ハッシュタグ(#)が生み出すフォーク・アイディア ーInstagramにおける花嫁コミュニティの事例ー

【要旨】 以上、本研究では、Instagram上の花嫁コミュニティを主なフィールドに、花嫁コミュニティ内で生まれ続けるフォーク・アイディア(フォークロアとして何らかの社会的コンテクストを共有する人びとの間で生み出され、生きられるアイディア)について…

両替商のゆくえ-奈良県桜井市における商家の近代-

植田悠渡 【要旨】 本研究は、奈良県桜井市と大和高田市に店を構える服地屋「ぜに宗」で実地調査を行ない、代表者の小西宗日出氏と小西一恵氏にお話を伺うことで、時代・人々の流れや扱う商品の変化に対応してどのように商売を続けてきたのか、そして呉服・…

「物忌」のゆくえ ―伊豆諸島における来訪神伝承の消長―

辻涼香 【要旨】 本研究は伊豆諸島において行われている物忌行事と、物忌の日に現れる「来訪者」にまつわる伝承について、伊豆大島・神津島をフィールドに実地調査を行ない、人々の立場に注目し、伝承の動向を解き明かすことを目的とする。行事に関わる人々…

寿司職人の民俗学的研究―N氏のライフヒストリーから―

畠澄代 【要旨】 本論文は、現代で活躍する職人の中でも寿司職人を対象にし、埼玉県春日部市の寿司職人Nのライフヒストリーを通じて、寿司職人が修業時代に修得する慣習や職人気質を明らかにしたものである。本論文で明らかになった点は、以下のとおりである…

ファンダムのフォークロア ―SNSにおける相互行為と表現文化―

岩野亜美 【要旨】 本研究は、ファンダムの行動傾向について、SNSツールを用いて調査することにより、ファンダムがどのように集い、変化し、社会に影響を与えるのかを明らかにしたものである。本研究で明らかになった点は、次のとおりである。 1.不特定多数…

民俗学とは何かーマンガ表現による民俗学ー

常数唯 【要旨】 本稿は、民俗学について、マンガという表現方法を用いることで、民俗学に馴染みがなかった人も興味持ち、理解を深めることを目指したものである。また執筆にあたり、重視した点は以下のとおりである。 1.民俗学に馴染みがなくても入り込みや…

行商のゆくえ―佐賀市大和町「味の中島屋」の来歴―

吉岡未央 【要旨】 本研究は、佐賀県佐賀市大和町にある「味の中島屋」をフィールドとして調査を行うことで、大和町やその周辺での行商の在り方、及び行商が形を変えて現在に至るまでの軌跡を解明したものである。 本研究で明らかになったことは、以下の点で…

京町家を改修する ―京都市西京区樫原の事例から―

船登大輝 【要旨】 本研究は、京都市西京区樫原をフィールドに、京町家の改修について調査を行なうことで、町並み保存に関わる制度や法が実際にどのように生きられているのかについて明らかにしたものである。本研究で明らかになった点は、次のとおりである…

ミナミのタバコ屋ー大阪市中央区難波「司光」の世界ー

高樋凌平 【要旨】 本研究は、大阪市中央区難波の煙草屋「司光」をフィールドに実地調査を行うことで、130年間存続している煙草屋の歩みを明らかにしたものである。本研究で明らかになった点は、次のとおりである。 岡村商店の創業者である岡村定次郎氏は、…

砂丘のムラに生きる―らっきょう農家に嫁いだ一女性のライフヒストリー―

井本佳奈 【要旨】 本研究は、鳥取市福部町のらっきょう農家に嫁いだ香川佐江子氏のライフヒストリーに関して調査を行ない、同氏が砂丘地のムラでどのような人生を送ってきたかについて明らかにしたものである。 本研究で明らかになった点は、以下のとおりで…

商いの消長 ―豊中市服部にみる地域の変貌と商業の展開―

藪下華奈 【要旨】 本研究は、豊中市服部をフィールドに、この地で商いを展開してきた半田修二氏と上芝茂樹氏の2人のライフヒストリーをとりあげ、これを時代とともに変化する服部の町の様子と照らし合わせて解明したものである。本研究で明らかになった点は…

民俗学者の形成 ―北海道民俗学者阿部敏夫のライフ・ヒストリー―

山田彩世 【要旨】 本論文は、ある一人の民俗学者に焦点を当て、在野のフィールドワーカーとして生活の当事者の目線で研究するとはどういうことなのか、ということを阿部敏夫という一人の学者を取り上げて明らかにしたものである。 本研究で明らかになった点…

中国・南京で招待講演

2019年12月21日、中国・南京農業大学で開催されたシンポジウム「 “わたしたちのフェスティバル・南京” 第1回ハイエンドフォーラム」 において、招待講演 「其俗不知正歳四節ー日本民俗学の年中行事研究ー」を実施しました。

南京農業大学民俗学研究所で招待講演

2019年12月24日、中国・南京農業大学民俗学研究所で 招待講演「ディオニュソスとヴァナキュラー:民俗学的視角とは何か」を実施しました。

韓国民俗学会で招待講演

2019年12月14日、韓国・ソウル大学校で開催された韓国民俗学会2019年度冬季学術大会において、招待講演 「『生きる方法』の民俗誌ー民俗学から見た『在日』の生ー」 を実施しました。

学術交流協定締結(関西学院大学世界民俗学研究センター・華東師範大学民俗学研究所)

関西学院大学世界民俗学研究センターは、2019年10月25日、華東師範大学民俗学研究所(徐赣丽所長)と学術交流協定を締結しました。 華東師範大学民俗学研究所は、2012年に同大学社会発展学院の中に設立された研究所で、専任教授3名、兼任教授2名、専任准教授…

華東師範大学民俗学研究所講演「民俗学的視角とは何か―ディオニュソスとヴァナキュラーを中心に―」

2019年10月25日、華東師範大学民俗学研究所において講演「民俗学的視角とは何かーディオニュソスとヴァナキュラーを中心にー」 (何谓“民俗学视角”——以狄奥尼索斯与vernacular为中心)を行ないました。 当日は、同研究所で学ぶ約50名の大学院生が集まり、講…

第10回国際都市社会フォーラム 華東師範大学社会発展学院

第10回国際都市社会フォーラム華東師範大学社会発展学院2019 年10月25–27日 日本からの招待講演者は、徳丸亜木教授(前日本民俗学会会長・筑波大学)、菅豊教授(東京大学)、島村恭則(関西学院大学)。 島村恭則「ディオニュソス的なるものと民俗学」

上海大学文学院“神話と現代社会”セミナー 招待講演

上海大学文学院“神話と現代社会”セミナー島村恭則「伝承の消長―「来訪神」の事例から―」(上海大学文学院、2019年10月25日、上海市)

蚌埠市博物館講演(2019年10月29日、安徽省蚌埠市)

蚌埠市博物館講演(2019年10月29日、安徽省蚌埠市)「治水をめぐる伝承と信仰―日本列島の事例―」 安徽省蚌埠市は、中国最古の王朝「夏」を創始した帝王、禹王に関わる遺跡が発掘された場所です。中国において禹王は治水英雄として知られており、今回の講演で…

蚌埠市禹会村遺跡・塗山(大禹王伝承地)調査

蚌埠市禹会村遺跡・塗山(大禹王伝承地)調査2019.10.30 安徽省蚌埠市 https://mp.weixin.qq.com/s/WCKe6tQAgAsu9feQccOnhQ 安徽省蚌埠市は、中国最古の王朝「夏」を創始した帝王、禹王に関わる遺跡が発掘された場所であり、今回は、禹王にまつわる遺跡・伝…

労働者のまち・室蘭のやきとり

【目次】 はじめに 1.鳥よし(輪西) 2.浜勝(母恋) 3.吉田屋(室蘭) 4.鳥竹(東室蘭) 結び 謝辞 参考文献 はじめに 北海道室蘭市は「鉄のまち」といわれている。夕張等の空知管内で採取された石炭を、明治25年に敷かれた鉄道で室蘭まで運び、室蘭の港で…

現代の番屋 -室蘭漁協自営定置番屋の事例-

社会学部 3回生 今井美希 【目次】 1.室蘭漁協自営定置番屋(追直漁港) 2.船頭夫妻 2-1船頭 2-2船頭の妻 3.番屋の漁師たち 4.番屋での暮らし 4-1間取り 4-2食事 4-3休日の過ごし方 結び 謝辞 参考文献 はじめに 番屋とは漁師が泊まる小屋のことである。北…