関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室

関西学院大学大学院 現代民俗学 島村恭則研究室

2011年度3回生ゼミ 文献目録と文献解題について

1.文献目録について
 4月のゼミ開始後、みなさんそれぞれが、自分の研究課題の設定、読むべき文献の選択をしていきますが、そのためにはまず「文献目録」を「読み込む」ことからはじめます。次のアドレスを開き、文献目録を入手し、じっくり読んでください。どのような研究が、どのような分類のもとに整理されているか、です。文献目録を読んでいくと、その学問の「地図」が頭に描かれるようになってきます。その段階で、自分のやりたい研究課題も浮上してきます。
 文献目録は次の3つです。

(1)「日本研究の文献案内―民俗学を中心として―」
http://www.flet.keio.ac.jp/~bibiken/mita-tetsu/08.html

(2)「文化人類学の文献案内」
http://www.flet.keio.ac.jp/~bibiken/mita-tetsu/07.html

(3)雑誌『日本民俗学』目次
http://wwwsoc.nii.ac.jp/fsj/periodical/backnumber.html

 これらを4月の第1回目のゼミまでに読み込んでください。
 その際、上記の(1)と(2)は、PDF版を各自プリントアウトして穴あけファイルにとじこんで、それにマーカーで適宜チェックしたりしながら読み込んでください。
 そして、そのファイルを4月12日(火)の最初のゼミのときに必ず持参して下さい(レクチャーの中で使います)。


2.文献解題について
 つぎに、文献解題ですが、これは、みなさんの研究課題にかかわる先行研究文献の中から一つを選び、それについて精読した成果をレジュメにまとめて発表するというものです。レジュメの構成はつぎのようになります(箇条書きを入れた文章で書く)。

(1)何が問題とされているか(問題の所在)
(2)全体の構成(構造)
(3)どこがフィールドか
(4)どのような事例分析がなされているか
(5)結論として何が明らかにされているか
(6)執筆した研究者についての情報(所属、年齢、経歴、他の著作等)
(7)今後の自分にとっての、このテーマに関する課題は何か

 文献解題で扱う文献は、4月19日の「研究課題と読むべき文献の検討」で各自が提示した文献、もしくはそこでのわたしのアドバイスによって再選定した文献、です。
 
 また、4月19日の「研究課題と読むべき文献の検討」では、それぞれ自分の研究課題にかかわる文献を5〜10点あげることになりますが、それについては、上記の文献目録も含めたあらゆる媒体から選定してください。


 最後に、今年度の卒業生が京都民俗学会で卒論発表会を行なうことになりました。
http://kyoto-minzoku.jp/
2年後にみなさんの中から2名程度推薦することになると思います。

 また、日本民俗学会でも卒論発表会というのがあります。
どのような卒論があるか、参考にして下さい。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/fsj/regular_meeting/next_time.html