京都巡検を実施しました(2014年7月29日)。
コースは、四条河原町→祇園町→八坂神社→六道珍皇寺→みなとや幽霊子育飴本舗→六波羅蜜寺→鳥辺野墓地→大谷本廟→伏見稲荷大社→木屋町です。
伏見稲荷大社境内(稲荷山)の稲荷塚にて
稲荷山には、たくさんの「お塚」がある。各地の稲荷行者とその信者が建てたもので、建てられてから数世代が経過しているものが多い。しかし、現在も、世代交代した「先生」(行者)と信者たちが、信仰の対象としているお塚も一定数存在する。写真にも、そうしたお塚の一部が写り込んでいる。
なお、写真中の石の鳥居には「大連市」の文字も見える。「お塚」も「大連市」も、「現在」の中に出現している「過去」だ。「過去」は「現在」の中に出現する。この出現との出会いから問いを深めるのがフォークロア研究である。
伏見稲荷大社の絵狐(絵馬と同様の機能を果たす)。描かれた顔も、フォークロア(フォークアート)の一つ。
六道の辻。「他界」の出現。
小野篁地獄往来の井戸
六道まいり。現在に出現する「過去」。現在に出現する「他界」。
鳥居マーク。これもフォークロアである。
かつては、人間対象のものがふつうだったが、現在では犬対象に。