関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室

関西学院大学大学院 現代民俗学 島村恭則研究室

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大学院進学案内

関西学院大学大学院社会学研究科島村恭則研究室では、下記のとおり、民俗学、日本列島をフィールドとする文化人類学(人類学的日本研究)を学ぶことができ、学内外から広く大学院生(博士前期(修士)課程、博士後期課程)を受け入れています。


・研究分野:民俗学の全領域、日本列島をフィールドとする文化人類学(人類学的日本研究)など。


・課程:博士前期課程(修士の学位を取得)、博士後期課程(博士の学位を取得)。


・研究指導の方針
①日本民俗学の重厚な研究蓄積を踏まえたうえで、②北米、中国をはじめとする世界の民俗学、人類学の理論と研究動向を身につけます。並行して、③フィールドワークとエスノグラフィの作成に力を注ぎ、④理論とフィールドのバランスのとれた学位論文を完成させます。


・ゼミと授業
上記の研究指導は、ゼミおよび調査実習等の授業の場を中心に実施しています。ゼミ・調査実習は、毎週金曜日の午後に2コマ連続で実施。他に、木曜日の午後に、民俗学の講義科目(大学院)を開講しています。


・社会学との関係
本研究室は、社会学研究科に属しています。民俗学、文化人類学の研究を進める上で、社会学・人類学の知識はきわめて有効であり、また必須です。日本の民俗学ではあまり意識されていませんが、海外の民俗学教育では、社会学や人類学の理論や知見を学ぶことは、当然のこととなっています(たとえば、及川祥平「ハンブルク大学民俗学/文化人類学研究所における民俗学教育について」『常民文化』37、などを参照)。本研究科(および社会学部)では、社会学関連の多くの科目が開講されており、自らの研究テーマに資するかたちで社会学の知識を身につけることができます。


・入学試験
毎年9月と2月に実施されています。英語、専門科目、口頭試問が試験科目です。詳しくは、http://www.kwansei.ac.jp/graduate/graduate_000290.htmlを参照してください。なお、入試の専門科目は、「社会学」に関わる科目ですが、学部時代に社会学を学んだことのない人にとっては、勉強の仕方などがわからないかもしれません。民俗学を学ぶ上で、どのように社会学を勉強すればよいかについては、本研究室所属の院生によるアドバイスを得ることができるので、指導教員との事前面接(社会学研究科では、受験に先だって希望する指導教員との面接を義務付けています)の際に、相談してください。


・近年の島村研究室所属大学院生等の数
2018年度:博士前期課程1名、博士後期課程4名(うち2名は島村を副指導教員としての所属)、関西学院大学非常勤講師(大学院島村ゼミ出身者)1名の計6名。

2019年度:博士後期課程4名(うち2名は島村を副指導教員としての所属)、大学院研究員2名(大学院島村ゼミ出身者。関西学院大学非常勤講師を兼任)、関西学院大学非常勤講師(大学院島村ゼミ出身者)1名の計7名。

2020年度:博士前期課程3名、博士後期課程2名(うち1名は島村を副指導教員としての所属)、大学院研究員3名(大学院島村ゼミ出身者。うち2名は関西学院大学非常勤講師を兼任)、関西学院大学非常勤講師(大学院島村ゼミ出身者)1名、国際交流基金フェロー(博士論文執筆プログラム生、韓国から)の計10名。

・現在および過去の所属大学院生の研究テーマは、「流行神をめぐる民俗宗教論―『残念さん』信仰を中心に―」「神輿会のフォークロア―東京圏の都市祭礼を支える人びと―」「食文化と食ツーリズム」「芸者と芸能史」「風土病の民俗学」「フォークアート・アウトサイダーアート・ヴァナキュラーアート」「植民地と引揚者」「新宗教の民俗学」「職人と講集団」「祭礼の持続と変容」「アイヌの自己表象」「地域社会における伝説の語り直し:桃太郎の事例から」「来訪神伝承の変容過程」「台湾の妖怪伝承」「現代中国における茶館の民俗誌」「ネットロア(インターネット上の民俗)」「韓国・日本におけるコメ(米)イデオロギーの民俗誌」等です。


・日本学術振興会特別研究員採用について
これまで、博士後期課程在学者2名が、日本学術振興会特別研究員として採用されています。



・受験前の事前面接について
入試要項に記載のとおり、社会学研究科では、受験に先だって希望する指導教員との面接を義務付けています。島村研究室への進学を検討している人は、下記のメールアドレスに連絡をした上で、一度、早い時期に面談の機会を持ってください。
tshimamura<アットマーク>kwansei.ac.jp(<アットマーク>は、@に変えてください)


・社会学研究科の概要は、こちらを参照。
http://www.kwansei.ac.jp/s_sociology/s_sociology_m_000092.html


・指導教員について
島村恭則(しまむら・たかのり) 博士後期課程研究指導教授。博士(文学)。フォークロア研究、民俗学、文化人類学(日本研究)専攻。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科文化人類学専攻単位取得退学。1996年に第16回日本民俗学会研究奨励賞受賞。国立歴史民俗博物館民俗研究部文部教官助手、秋田大学准教授等を経て、2008年より関西学院大学社会学研究科・社会学部教授。東京大学大学院総合文化研究科客員教授(超域文化科学特殊研究Ⅳ、文化人類学特殊講義、2016年9月1日〜2017年3月31日)。日本民俗学会理事。

主な著書に、『民俗学を生きる』(晃洋書房)、『〈生きる方法〉の民俗誌』(関西学院大学出版会)、『引揚者の戦後』(編著、新曜社)、『民俗学読本』(共編著、晃洋書房)、『関西私鉄文化を考える』(共著、関西学院大学出版会)、『近代日本の他者像と自画像』(共著、柏書房)、『越境』(現代民俗誌の地平1、共著、朝倉書店)、『身体と心性の民俗』(講座日本の民俗学2、共著、雄山閣出版)、『物と人の交流』(日本の民俗3、共著、吉川弘文館)、『日本より怖い韓国の怪談』(河出書房新社)などがある。

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ゼミの様子
桑山敬己ゼミ(文化人類学・社会学研究科)・山泰幸ゼミ(民俗学・人間福祉研究科)・島村恭則ゼミ(民俗学・社会学研究科)による合同ゼミの場面。一カ月に一度は、人類学・民俗学合同ゼミとして開催しています。

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