関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室

関西学院大学大学院 現代民俗学 島村恭則研究室

2011-02-14から1日間の記事一覧

祝祭としての運動会

並川 梓はじめに 北海道の運動会は、春(5月下旬から6月上旬)に行われるのが一般的である。小樽も例外でなく、市内の公立小学校全27校が毎年5月の最終から6月の第一週目の土日に運動会を開催している。本州とは違う時期に運動会をすることには、気候の関係…

小樽における修験道

田中李沙はじめに 日本には無神論者が多い。修験道を調査している私もその1人だ。しかし海外では宗教をもたないことが極めて異例だと考えられる。人間の基礎を形成していく上で宗教はとても大切なものなのではないかと思った。無宗教が一般化している日本だ…

オタモイの記憶―遊園地と地蔵―

宮下毬菜 はじめに オタモイ海岸は、小樽市の北西部にあり、高島岬から塩谷湾までの約10kmに及ぶ海岸線の一部で、付近には赤岩山(371m)など標高200m前後の急峻な崖と奇岩が連なっている。一帯は昭和38年(1963年)ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定され、祝津…

生き残った小樽の和菓子屋たち

村川美有はじめに「小樽」といえば、今ではチーズケーキやバタークッキーなど洋菓子のイメージが強い。しかし、洋菓子土産が有名になる前、小樽は和菓子で有名であった。昔に比べてずいぶんと和菓子屋の数は減ってしまったようだが、今もなお残る和菓子屋に…